高岡市に泊まった夜、素敵なことがありました。
夕食に、富山湾の海の幸でイッパイ飲もうと
ブラリと歩いて、居酒屋に入りました。
ズバリ、期待したとおりのお店でした。
カウンターに座ると、すぐに明るく気さくなおかみさんが、
声をかけ注文を聞いてくれました。
「旅で寄りました。富山湾のおいしいものをお願いします」というと、
まずは、刺身の盛り合わせ(シロエビの昆布締め入り)と
白エビの唐揚げを出してくれました。
常連客らしき人が楽しそうに飲んでいます。
(愛されているお店なんですねぇ)
おかみさんを交え、(カウンターの)二人の常連の方に富山の話を伺いながら、
しばらく、おいしい料理とお酒を楽しみました。
その二人の常連の方が「次の店に行こう」と小生を誘ってくれました。
旅の間ヒゲも剃っていない、ジャージにサンダル姿ということを理由に、
一度は断りましたが、これも旅の楽しみと、ご一緒させていただきました。
三人で高岡市の夜の街を歩きます。
連れて行ってもらったお店で、楽しい時間が過ぎました。
たくさん飲んだので、そろそろ帰ろうかと思っていた頃、
一人の方が、もう一軒(静かなお店で)と誘ってくれました。
二人で次のお店に行きました。
その方は、70才近い紳士。
まだ仕事をされていて「自由な旅に憧れる」と話されていました。
その方に2軒目も3軒目もご馳走になりました。
どこの誰かもわからぬ小生のようなものに、
よくしていただき、ただ感謝の気持ちばかりです。
旅先での、まさに夢のような時間
人とのふれ合い、温かさを感じたすばらしい夜でした。