2014年02月13日

蕎麦打ちへの起源

蕎麦との出会いを思い出す。

小生の最初の赴任地「東城」。
そこに、おばあさんの打つそば屋さん「加藤そば」があった。

まだ、20代前半だった小生に、
蕎麦を味わう感性はなかったが、
先輩に連れられていくと
いつもやさしく蕎麦を打ち、食べさせてくれた。

20140213_1.JPG

話好きな、やさしいおばあさんだった。

お店に入ると、「よう、きなさったなぁ」と
お店の奥の部屋にある掘りごたつに案内してくれ、
「久しぶりじゃなぁ」と30分ほど近況をお話し。

「では、そろそろ打たしていただきましょう」と
裏に蕎麦粉を取りに行き、それから打ち始める。

20140213_2.JPG

ギィーコォー、ギィーコォーと音がして、
つなぎ粉なしの十割蕎麦が登場するのは、
それからさらに1時間弱。

おばあさんの話口調もゆっくり、
静かで時もゆっくりと流れていくようだった。

お客の書き残した綴りを見ながら、
なすびの漬物をつまみに、ビールを飲みながら待った。

飲んだ帰りの遅い時間に行っても、
(おばあさんは、寝ていた時でも)
「お腹がすいとるんじゃろぅ、入いりんさい」
と布団から起きてくれ、それから打ってくれた。
そばが出てくる時間には、掘りごたつで寝ていたときも、
「できたよ、食べんさい」とやさしく起こしてくれ、
食べ終わるまで、付き合ってくれた。

20140213_3.JPG

すべてが思い出。
加藤のおばあさんは、
会いにいくには遠いところに行ったままです。
(2006/04 永眠)


写真は、「まっとうな温泉めぐり」ブログから転載させていただきました。
http://leonkun.web.fc2.com/onsensimaneokuizumoyokotasoba.html
おばあさんの記事・写真を残していてくれて、本当に感謝いたします。


posted by M at 23:59| Comment(4) | 蕎麦打ちの道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も…
♪ 思い出します〜おふくろの味〜
ほのぼの香る〜竹屋饅頭〜トゥルル〜
久しぶりに食べたいデス。
Posted by Mコン at 2014年02月21日 21:37
はじめまして。
まっとうな温泉めぐりというブログを書いているものです。
ブログを見て頂きありがとうございました。
写真を使っていただけるなんて嬉しい限りでございます。

M's Clubさんのブログで加藤のおばあさんが2006/04 永眠されたことを知ることができました。ずっと気になっていたんですよね。

「はて?私がおばあさんの蕎麦を食べに行ったのはいつだったのだろう」と調べてみると、2002年の7月20日でした。今はどうしているんだろうと東城のことに触れるたびに思い出していました。

高橋蕎麦名人が県外に引っ越しされるそうですね。
広島におられるうちに蕎麦を食べておこうと、開店日は大行列ができているみたいですが、私も近いうちに列に並ぼうと考えています。

同級生が弟子をしていて高橋名人の店で働いているので、M's Clubさんの蕎麦打ちの記事を読むと彼のことを思い出します。

広島にあるからいつでも行けると思っていたら、加藤のおばあさんの蕎麦のようにまた食べることができなくなるので、急がなくては…。

ブログで紹介していただきありがとうございました。


Posted by れおん at 2014年02月22日 06:40
れおんさん >>
 早速に写真掲載の承諾をいただき、感謝いたします。また、ご丁寧な返信ありがとうございました。
 おばあさんには、「また、来ますね」と挨拶したのが、最後になりました。
 今は、お店の建物もありません。寂しいことです。
 高橋名人の達磨 雪花山房 も、ぜひ行かれてください。同級生のお弟子さんの独立開店も楽しみですね。
 れおんさんのブログにも、また寄らせていただきます。
 このたびは、ありがとうございました。
Posted by M at 2014年02月22日 09:30
Mコン君 >>
 竹屋饅頭のおばあさんの記憶はかすかです。
 引っ越し前の東城ツアーは、時間的に難しくなりましたが、TMOに会うためにも、また企画しましょう。
Posted by M at 2014年02月22日 09:46
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