2013年01月26日

点から線へ

コンピュータの黎明期、
文字と文字との間隔は常に一定だった。

文字間隔に変化をもたらした「プロポーショナルフォント」を
パソコンに持ち込んだのは、アップルである。

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ジョブズの通ったリード大学は、
当時、最高の文字芸術(calligraphy)の授業を行っていた。
(キャンパス中のすべてのポスター、
 すべての引き出しのラベルが美しく手書きされていたという。)
その授業を(大学中退後)受けていたジョブズは、
「文字の組み合わせによって文字間のスペースを変えることについて、
 素晴らしい印刷物は何が素晴らしいのか、を学んだ。
 それは美しく、歴史的で、
 科学では捉えられない芸術的繊細さで、私には魅力的だった。


「私が大学を中退してその授業を受けていなければ、
 マックが複数の書体やプロポーショナルフォントを持つことはなかっただろう。(中略)
 どのパソコンも持たなかっただろう。」
と後に語っている。

「科学では捉えられない芸術的繊細さ」、、、

絶対なものはないのである。

「先を見通して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。
 だから将来何らかの形で点がつながると信じなければならない。」

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posted by M at 23:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする