雪の降る日が続いている。

まったく寒い。朝の通勤からイヤになる。
昨日はバスもチェーンを巻いて走っていた。
チェーンで思い出した話を書く。
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大学時代の友人TOM君。(現:東城町在住)
雪の深い山奥で育ったTOM君は、雪道の運転が得意(本人談)
彼の運転(彼の愛車:カローラ)でよくスキーに行ったものだ。
しかし、最初の頃、彼と行くとスキー場は遠かった。
初回:
行く途中、高速道路出口で車が故障。
止まった車を押してインターを降り、電車で直帰。
2回目:
スキー場に近づいて雪道となり、TOM君の腕の見せ所。
道路脇のチェーン脱着場へ車を止め、
てきぱきとチェーンを用意するTOM君。
しばらくチェーンを巻く彼の姿を見ていると、
なんか様子がおかしい。
TOM君「チェーンが短くてたわない。
あっ!これ軽トラのチェーンじゃぁ〜」

間違って自宅の軽トラックのチェーンを積んできていたようだ。

仕方なくUターンしてかなりもどり、
ガソリンスタンドでチェーンを購入。
再び、先ほどのチェーン脱着場についた。
今度はチェーンのサイズはばっちり。
時間短縮のため、TOM君は運転席側の前輪のチェーンを、
小生が、助手席側のチェーンを担当し巻いた。
チェーンも巻き、なんとか出発。
しばらく雪道を走っていたときTOM君が言う。
「なんか、運転席側のチェーンの音がしないんだけど。」
降りてみると、運転席側のチェーンがない。

「もぉ〜、どんな付け方しょーるんなぁ〜」とTOM君を責めながら、
再びUターンして落としたチェーンを探しながら戻ることに。
しかし、戻れど、戻れどチェーンは落ちていない。
とうとう最初のチェーン脱着場まで戻ってきてしまった。
「見落としたんかのぉ〜」と言ったその時、

なんと、チェーン脱着場(つけたその場)に落ちていた。

TOM君のスーパーイリュージョン。
引田天功もビックリ。
